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ひな壇の秘密

田舎のオケマン AMADEUSです。

むらさきホールは設計の元となった、ウィーン楽友協会ホールと同じく、かなり段差の大きいひな壇(1段が30cm)で出来ています。実際、フラットな1階客席からでも、オーケストラのひとり一人の顔を見渡すことが出来ます。

たしかに、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートなどを見ますと、弦楽器奏者も高いひな壇に載っていますね。

日本では故カラヤン氏の助言に基づいて、舞台の広範囲にひな壇を構成できる迫り機構がサントリーホールに導入されたのが、最初といわれています。

私も昔、このホールに演奏者として立ったことがありますが、設備の素晴らしさに感動したのを覚えています。ひな壇はそんなに高くはなかったのですが、客席がワインヤード型(段々畑風)なので必要なかったのでしょう。

話を戻しますが、むらさきホールの設計者、永田音響のO氏の話によると、最初はひな壇の効果について設計者の間でも、はっきり認識されてたわけではないそうです。その後のオーケストラのリハーサルや演奏会で立体配置の効果が実証されてきたそうです。

その効果とは

★ 弦楽器の音に厚みが増して強力になる。

★ 逆に弦楽器のアンサンブルの良し悪しが強調されて表に出てくる。

★ ひな壇の効果は1階席において特に顕著で、2階席以上ではそれほど大きな差はない。

★ ひな壇の勾配が急であるほどその効果も大きく、各20cm以上の段差で効果が現れ始め、25cm以上で効果が顕著になる。

以上のような効果を説明し、むらさきホールにオーケストラ迫りを導入したそうです。

しかし、音響効果と演奏のしやすさは別で、演奏者が楽に演奏できるかというと、それはわかりません。

私はひな壇が高いのは大歓迎で、譜面台を低くしても指揮者とコンマスを視野に捉えることが出来ますので大好きです。

要は慣れの問題だと思います。幸い徳島文理大学管弦楽団文理OBオーケストラはレジデンスホールとして、いつも練習していますので、そのようなクレームはありません。

国文祭「オケの祭典」に出演される皆様、ステリハ、ゲネプロと本番はデフォルトの1段30cm、最後段120cmで行います。

短い時間ですが、慣れていただいて、このホールの素晴らしさを体験してください。

そのうち、このホールのもう一つの特徴、世界で4番目となる大型キャノピーについて書きたいと思います。お楽しみに・・・・・

本日はここまで、では・・・・・

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